哲学カフェ QUALIA

肌で感じたことを言葉にする

2021/07/03 オンライン哲学カフェ @zoom「実在とはどのようなことか」

こんにちは、Takezo (@arquero_takezo) と申します。

哲学カフェ「クオリア」では、相模原・八王子などを中心に哲学カフェを開催しています!

普段から肌で感じているちょっとしたことを深く考えたり、哲学的・倫理学的なテーマについて、のんびりと安心して話し合える場を提供しています。

今回は、第7回オンライン哲学カフェ開催のお知らせです。

急遽開催し、無事開催を終えました。ありがとうございます。次回は計画的に開催をさせていたたきます。

 
目次

「テーマは当日に決めます」

 ◇ イベント詳細

今回は オンラインミーティングアプリケーション"zoom” を活用しての開催です。

テーマ「テーマは当日に決めます」

 日時 : 2021年7月3日 (土) 9:30~11:30

開始15分ほど前に LINEオープンチャット にてミーティングのリンクをご案内いたします。( メールTwitter のご案内をご希望の方は、それぞれご連絡ください。)

 場所 : zoomミーティングアプリケーション

事前にPCやスマートフォンに zoomアプリケーション をインストールするなど、準備をしておくと参加がスムーズです。

 定員 : 10名程度(申し込みはありません)

 費用・持ち物 : なし

◇ ご参加にあたって
  • 参加には、年齢や所属を問いません。
  • 申し込みは不要です、当日お時間まで zoomアプリケーション をご準備ください。
  • ご意見・ご質問等は、本記事へのコメントか、公式Twitterアカウント または LINEオープンチャット まで、気軽にお問い合わせください。
  • 哲学カフェ以外の、セミナーやイベントなどの宣伝・勧誘はお断りさせていただきます。
  • 楽しんでお話しましょう!
◇ テーマ設定を振り返って

今回は、冒頭にテーマ出しと選定を行い、「人間の幸せとはなにか」や「能力主義(実力も運のうち)」など様々なテーマが挙げられたなかから「実在するとはどういうことか」について話し合うことに決まりました。

存在と実在を分ける視点、そして実在することをどのように示すかという方法についてなど、論点が示されたように思います。

その他、

  • 実在するかどうかは個人の頭の中の出来事であるから確かめられないし、確かめる必要もない
  • 人が歴史の中で培ってきた科学的方法などの確かなものを示す方法があるから、そういったことを基準にすればよい
  • 因果関係のように、材料があって複合的なものが生まれるのだから、信憑性の高いやり方で実在するものを論理的に示すことができるのでは

など、意見がありました。(すべて参加者の発言を受けて たけぞー の受け取り方で表現したものです。)

私個人としては、

  • 人は「ある」ことと「ない」ことを分別でき、「ない」ことについて想像して「ある」かのように扱うことができる
  • 存在も実在も「ある」という点で共通であり、そこを区別する必要はない
  • 人には想像力があり、実在しないものでも想像することができる。考えることができるということが、すなわち存在するということを意味しない
  • 論理的、科学的、あるいはその他の信憑性の高いやり方で存在や実在について区別することができないとしても、人は日常の中で支障ないレベルで分別し、生活することができる(ある種の懐疑主義は、たしかに確からしく聞こえるし反駁できないが、それによって「ある」ことについての論理が誤っていることにはならない)
  • ある種の懐疑論は、時にその疑問を解消した状態を示さない。つまり、問い自体に「どのようなことを示せば『実在とはどのようなことか』について語り得たと言えるのか」ということが含まれていない(まず、議論の到達点としての「『実在とはどのようなことか』について示すとはどのようなことか」について共有したい)

というようなことを考えました。

科学的方法論、論理的な思考による論証、宗教的な教え、などなど様々な視点から、人は一定のレベルで確かさの根拠を持つことができます。しかし一方で、例えこれが厳密な形で持てなくても、人はいろいろなことを区別して認識でき、考えることができ、行動することができるのです。

この論理と実際の溝をどのように埋めていくかということを、より現実的な形で、考えていきたいです。

 

哲学カフェ「クオリア」について

◇ 哲学カフェとは

飲み会で1時間くらいすると、世間話や愚痴ばかりでなく、ちょっと真面目な話をしたくなりませんか?

「真面目な話をしてみたい」とか「他の人の考えを聞いてみたい」とか、そんな人達が集まって、テーマに沿って話してみましょうという場です。

「ちょっと哲学に興味ある」「難しそうだけど面白そう」そんな あなたが主役

哲学を知らなくても問題なし。オープンな場なので、肩書も名前も関係ありません。無理に話さなくても大丈夫、聞いているだけでもいいです。

「哲学カフェってなんだろう?」という記事に、哲学カフェの起源を書きました。ぜひご覧ください!

◇「クオリア・QUALIA」とは

クオリア(英:Qualia)とは、「感覚」それ自体のことを言います。

「リンゴの赤い感じ」のように、主観的に体験する質感のことです。人は同じものを見ていても、体験はそれぞれ違うかも知れません。

人それぞれが肌で感じたことを、ちょっと立ち止まって考えてみて、言葉にしてみる。そして、それについて話し合う。

こういう思いから、この哲学カフェを「クオリア」と名付けました。

QUALIAが大切にする10のスタイル )

リクエストやお問い合わせは こちら からどうぞ!

ご参加をお待ちしております。

 

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